月には人が住むという。
 それは物語と童話の中で語られる、夢のような話。
 月の向こう側に広がる世界は、月の『こちら』にいる者には決して知られることはない。ただ、物語として語り継がれていくだけだ。
 幻のような月に人の影が現れたとき、月の『向こう』が動き出す。

 ──月の住人だけが知る、月のお話。

【 1】 月の夜に誘われて
【 2】 洞の泉
【 3】 姫王
【 4】 月に集う
【 5】 現実
【 6】 導く者
【 7】 その背に負うもの
【 8】 海に潜む闇
【 9】 風が開く道
【10】 再会
【11】 探すべき道
【12】 闇夜に浮かぶ影
【13】 最後の守護者
【14】 月の目覚め

≪番外編≫
 月姫と律師のとある一日。(web clap再掲載)


『月の羽衣』キャライメージイラスト
  <雨宮りんご様より戴きました>

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